おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
オンラインとは便利なもので
昨日、あるきっかけで、友達と久しぶりに話をしました。
このような状況下で
画面越しだとしても、顔を合わせて話ができる。
その友達は
社会人になってからできた貴重な友達
頻繁に連絡を取ったりしないけど
なんとなく気が合って
つながりが続いています
気が合う、と思ってるのは自分だけ??
いや、そんなことはないと思うけど・・・
多分
久しぶりだから、近況報告から始まり。
彼女の身の回りの方も、当然元気でいるものと思い話をしていると・・・
つい先日、お母様がご逝去されていた。
びっくりした。
まさか、そんな返事が返ってくると思わなかった。
お母様の話を聞いていて
思わず泣いてしまった。
彼女のお母様は自分の病気を知り
数年前から、ちゃんと準備していた。
「子供たちが困らないように」と思ったのでしょう。
様々なものを整え
最期を迎える準備をして
覚悟を決めて
最期まで自分らしくありながら
家族に見守られて、最期を迎えたそうです。
そんなお母様も、唯一
「やり残した」と悔いていたことがあったそうです。
何もかも準備してきたお母様にとって
唯一やり残していたこと。
それは
自分の大切な方に、感謝の気持ちを伝えること。
もう、何年も会っていないその方に
自分が苦労した頃に支えてもらった、感謝の気持ちを伝えること
その方に連絡をしてみたけれど
あいにく、その方も体調が思わしくなく
お互い自分の力では行き来ができない状況。
ならば、と彼女がその方のもとへ出向き
オンラインを使って
その方とお母様を繋いだそうです。
「これでもう、人生に何も悔いはないよ。」
幸い、通常と異なり、彼女は在宅勤務中。
兄弟も在宅勤務中。
「タイミングがよかった。ずっと側にいることができた。」と
振り返っていました。
言葉を選ばずに言うのなら
人は、絶妙なタイミングで命を終えることが、よくある。
と、この仕事をしていて感じます。
先日も、担当していた方が
まるで、家族を思いやるかのように
驚くほど絶妙なタイミングで
最期を迎えました。
この不思議な現象は、なぜ起きるのでしょう?
こちらが、そう受け止めているだけでしょうか?
お母様のことを淡々と話す彼女。
改めて、お母様を尊敬する彼女。
お母様の想いを成し遂げた彼女を
尊敬します。
そんな彼女が
「うちは短命の家系だから、人生あと20年かな。」
とか言って。
やめてよ。
20年なんて、今まで生きてきた半分だよ?
そんな話、切ないよ。
「最期の日がわかっているのと、わからずに生きるのは、どっちがいいと思う?」
そう話す彼女。
皆さんは、どうですか?
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。