弱いよねー

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

中国戦国時代の儒教家・孟子は

こう言いました。

 

「人間は本来、善の心を持っている。」

「悪は、物欲の心が覆うことで後天的に生じる。」

「だから放っておくと悪になる可能性があるから、善であるための努力を惜しんではいけないよ

 

 

中国戦国時代の思想家・荀子は

こう言いました。

 

「人間は本来、悪(弱い存在)である。」

「善、とされるものは後天的な結果。」

「だからたゆみない努力によって、その悪をコントロールすることで善になることを目指そうね

 

 

さて、

皆さんは

孟子と荀子

どちらの考えに一票投じますか??

 

どちらか選んだら、次に進みましょう

 

 

 

では

孟子の言う

「本来、人間は善」とする考えを

「性善説」

 

荀子の言う

「本来、人間は悪」とする考えを

「性悪説」

 

そう呼んだら

あなたは、どちらに一票投じますか??

 

 

 

言葉のイメージとは不思議なもので

表現方法を変えると

急にイメージも変わってしまいます。

 

最初、荀子に投じた方も

「性悪説」だなんて言われたら

「人のことをそんな風に思いたくない

と、思いませんでしたか?

 

 

 

私もはじめは

「性悪説」だなんて言われて

「人はそんなに悪くない」と思ったけれど

よくよく言葉の意味を調べてみたら

なるほど、納得。

 

 

この2つの言葉。

 

 

あるセミナーで

ある講師の方が使った言葉。

この講師の方は

非常に言葉のチョイスが上手く

日頃から「強い言葉」を使って、相手の中にインパクトを残す。

多分、この2つの言葉も

意識してか

意識せずしてか

皆さんに印象付けるために

選んだのだと思います。

 

 

なんのセミナーかというと、こちら。

 

 

紡ぐ会ってば、真面目

 

せっかくの土曜日なのに

10:00~15:00までセミナー開催

 

そして

それに参加してくださる皆さまも

本当に勉強熱心

 

 

午前中は

先ほどの、宮崎会長のセミナー。

 

午後はこちら。

 

前田副会長のセミナー

 

どちらも管理者向けであり

事業所を運営していく上で

とても大切な基本となること。

 

 

 

最近、紡ぐ会にも

「ICT化のセミナーをやってほしい。」

との依頼がくるようになりました。

 

ですが、

私が思うに

基本ができていないのに

ICTを活用しようと思ったって

なんの業務効率化もできないわ。

そう思ってしまいます。

 

ICT化することで

確かに時間に余裕が生まれるだろうけど

その時間をどれほど有効活用できるのか。

結局、時間を無駄遣いして

基本的なことができていなかったりするんだって

運営指導直前になって

焦ったりするんだって

結局、人なんて、そんなもの。

弱い生き物。

 

新しいことを導入していくのも大切だけど

まずは、足元から。

 

孟子も、荀子も言ってるじゃん

 

 

人間は弱い生き物だから

善だろうが、悪だろうが

とにかく惜しまずに努力しようね。

努力してようやく、善であり続けられるよ、と。

 

 

だから

このセミナーを何度も繰り返し受講してくださる方の気持ちが

今となれば、よくわかる。

それは、繰り返し、自分に言い聞かせるため。

繰り返し、確認作業をして

管理者として、経営者として

たゆまぬ努力を続けている証拠。

 

そして、その結果

ケアマネジャーを紡ぐ会発足当初からセミナーに参加してくださり

大きく成長された事業所さんが、いくつもある

 

 

だから、

ちょー弱い自分も

宮﨑さんの元で5年間も管理者として修行しても

こうして受講したくなる。

ちょー弱い自分が

今度はスタッフさんにしっかり伝授できるように。

自分で理解しているのと

相手に伝えるのとでは全く違うでね。

 

 

とか言って

ICTとか苦手で

全然活用しきれてない私が

偉そうに言うセリフではなかったですね

 

 

土曜日にも関わらず

ご参加くださった皆さま

ありがとうございました!!

これからも、努力を重ねていこう