ケアマネジャーの役割

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

昨夜は

ケアマネジャーを紡ぐ会のセミナーでした。

 

講師は

ニッセイ基礎研究所

保険研究部主任研究員 三原岳さま。

 

 

三原先生は

もちろんケアマネジャーではなく

医療・介護・福祉について研究なさる方。

 

「できるだけわかりやすい言葉で伝えることをモットーにしている」

とおっしゃるだけあって

本当にわかりやすかった

 

ぜひまた、続きを聞かせていただきたい

そう思える内容でした。

 

 

 

昨日のタイトルはこちら。

 

 

ケアマネジャーは誰の味方か?

 

結論から言うと

やはり

ご利用者さま。

介護が必要となった、その方の味方でありたい。

 

ですが

そうもいかない時がある。

それがケアマネジャーを悩ませる。

 

 

 

ご利用者さまと

様々な介護事業者と

市町村(保険者)の中において

真ん中の立場にあるケアマネジャー。

 

そのケアマネジャーが

どんな位置づけをされているのか

介護保険制度創設時の経緯を聞き

とても納得できた。

 

 

 

介護保険制度が創設される以前

在宅ケアは整備されておらず

「社会的入院」という形で老人病院等へ入院させる

高齢者の人権や尊厳は無視されていた時代。

 

「寝たきり老人とか、人格欠損のある老人を収容するところ。」

 

なんて表現されていた時代。

もちろん

医療費も膨らむ一方。

 

それらの問題を解決すべく

高齢者等の自己選択を重視する

介護保険制度が発足。

 

 

 

そんな中で

介護保険制度創設時に議論された

ケアマネジャーの役割。

 

それは

介護が必要な方の意見・意向を

適切に反映するために

「身近であり、専門性があり、客観的に判断できる、利用者の代弁者あるいは代弁機能」を果たすこと

 

 

 

高齢者の

人権や尊厳が無視されていた時代から

本人の選択権

自己選択を重視する時代へ。

 

しかし

当の本人や

家族だけで

全てを把握することはできない。

 

だからこそ

多職種が連携をして

様々な視点から生活を考える。

様々な見方から気付きを得て、修正していく。

介護が必要な方の生活を支えていく。

 

その中において

ケアマネジャーは

身近で専門性を持ちつつ

客観的に判断できる立場として

介護保険制度の中核をなしていく。

 

 

これを

「元ケアマネで~す

という方から聞いたら

「いやいや、それ、ケアマネ寄りの意見でしょ

と思ってしまいそうですが

介護・医療・福祉について研究されている方の

第三者的な意見を聞くと

 

「そうだよね。やっぱ、ケアマネ必要だよね

 

なんて

心から思ってしまうのです

改めて、勇気が湧くのです

 

 

繰り返される

「ケアマネ不要論」も

ケアマネの仕事から離れてしまう方も

ケアマネの役割を

今一度、思い出してほしいなぁ、と。

そんな風に思うのです。

 

 

 

三原先生。

今回、ケアマネジャーを紡ぐ会に

初めてご登壇くださいました。

また次回もよろしくお願いいたします!

 

日本各地からご参加くださった皆さま

ありがとうございました

 

昨日、お誕生日だった〇〇さん。

大切な日にセミナー参加してくださり

ありがとうございました!

39歳、おめでとうございます

ますますのご活躍を