ハラスメント

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

ハラスメントとは?

様々な場面での「嫌がらせ・いじめ」を言う。その種類は様々だが、他者に対する発言・行動等が、本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指す。

 

 

先日、テレビで「TELハラスメント」という言葉を説明していました。

新人なんだから電話に出なさい、とか。

そういうものを指すらしいですが・・・

「電話取り次ぐのがめんどくさい。それなのに電話対応させられる。TELハラだ!!」って・・・

 

もはや

立場が弱いフリして、なんでもハラスメントにすればいいの

そんなこと言うなら、組織に属さずに個人事業主になったらどうでしょう?

と思うのは、自分だけでしょうか

 

 

 

介護業界でも、ここ数年でハラスメントへの意識が高まっています。

職場内でのハラスメント。

ご利用者さん・ご家族から受けるハラスメント。

種類は様々。

 

 

昨日はそんな、ハラスメントについてのセミナー。

 

 

 

講師は「ケアマネジャーを紡ぐ会」副会長・前田さん。

前田さんが講師を担当するのは久しぶり

 

とても学びの多い内容で、介護業界で働く人たちも意識を変えていかないといけないなぁと感じました。

 

 

 

ケアマネジャー2.3年目の頃でしょうか。

今思えば、あれはハラスメントだったんだ・・・と思います。

 

その頃はまだ、ご利用者さん・ご家族から介護従事者が受けるハラスメントについて、問題視されていなかったように記憶しています。

 

 

認知症のあるAさんと、その息子さん。2人暮らし。

2年くらい担当したと思います。

息子さんは当時50代。

 

「こんなばぁさんになった母親の股を開いてるくらいだったら、ケアマネさんの股を開きたいよ。今度見せてよ。」

 

笑いのある感じで言うならまだしも、ヘラヘラしながら。

 

こちらが笑い飛ばそうとも、本気で嫌がろうとも

「へぇ~、そんな感じで嫌がるんだ。」

 

本当に不快でした。

毎回毎回そんなことを言われ、腰に手を回されたり

その人と、その人の自宅という密閉された空間で、毎月会わなくてはいけないのが、本当に苦痛で憂鬱でした。

 

当時、自分はすでに管理者。

相談するとなれば、自分の上司は施設長。

でも、相談したことなかったかも。

 

その人の母親であるAさんが亡くなった時、悲しみよりも安堵感の方が大きかった。

「もう、あの家に行かなくて済むんだ。もう、あんな気持ち悪い思い、しなくて済むんだ。」

 

今なら、全然違う対応ができるのに。

 

 

 

同じように嫌な思いをしている介護従事者の方

たくさんいると思います。

虐待ももちろん大きな問題ですが、「利用者・家族」という立場の方から介護従事者がハラスメントを受けることも、大きな問題です。

ぜひ皆さま

ひとりで抱え込まずに、周囲に、上司に、相談してくださいね。

 

 

改めて対応を考えさせられるセミナーでした。

 

久しぶりの前田さん

さすがの講師っぷりで皆さんの反応もよく

これでまた、ファンが増えましたね~