はじめの一歩

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

仕事柄

いろんな方にお会いし

いろんなお話を伺います。

介護保険サービスの中のひとつ

「デイサービス」に通うにしても

その理由は様々。

 

 

自宅でお風呂に入れないから

運動したいから

ひとりで留守番できないから

閉じこもりがちだから

 

 

いろんな理由で

「デイサービス」に通うようになるわけですが。

 

 

 

先日、初めてお会いしたAさん。

ご家族はデイサービス利用を希望しているけど

ご本人はあまり乗り気ではない様子・・・

「行きたくない理由」を伺うと・・・

 

 

「知らない人がたくさん集まる場所に、行きたくない

 

 

わかります、その気持ち

 

 

まさに自分もそうですから

よく

「いろんな人に会う仕事だから、そういうのは平気なのかと思ってた。」

とか言われたりしますが

それとこれとは大違い!!

自分も

「知らない人がたくさん集まる場所」

行きたくありません

 

 

自分が70才、80才になった時に

もしまだ「デイサービス」と呼ばれるものが存在していて

利用を勧められたら

全く同じ理由で渋るでしょう

行った方が自分にとってもプラスになるとわかっていたとしても

全く同じ理由で渋るでしょう

 

 

わかるけど。

自分がAさんに伝えることは

「その気持ち、よくわかります。自分も同じように思います。ですが、行った方がいいと思います

 

 

Aさん。

娘様家族と同居していますが

最近、思い悩むことが増えている様子。

 

「家族に迷惑をかけているかもしれない。」

「自分がいない方がいいかもしれない。」

「施設に入ろう。」

「でも、やっぱり家の方がいいな。」

「でも、やっぱり迷惑かけてるかも。」

 

そんなことを思い悩み

鬱々とした日々。

お話していても

なかなか笑ってくださいません。

 

 

「運動不足だから、デイサービスに通わせたい。」

そう聞いていましたが

それより先に

まずは気分転換

 

 

 

違う環境に身をおくことは

ストレスです。

緊張も伴い、疲れるでしょう。

慣れるまで憂鬱でしょう。

「今日、行く日かぁ・・・」

なんとなくブルーになるでしょう。

 

ですが

いろんな方が話しかけてくれたり

それに対しどんな回答をするか、頭を働かせたり

体を動かしたり

周りに気を使ったり

そんなことしていたら

堂々巡りな鬱々とした気分も

少しだけでも解消されて

気が付けば

笑っているかもしれない

 

その証拠に

私がおじゃまして

いろんなお話しているうちに

帰る頃には

ちょびっとだけ笑顔を見せてくださった

 

そうだよ!!

その調子。

 

はじめの一歩は重いけど

がんばって一歩

踏み出しましょう

 

 

まずは見学。

どんな感想になるでしょうね