おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
ケアマネジャーとして
担当させていただいているAさん。
骨折をし、入院し
一時は寝たきり状態に。
今までお元気だっただけに
ご家族もかなりショックを受けているご様子。
願いは、ひとつ。
「どうにか自分で歩けるように」
Aさんも前向きにリハビリに取り組み
伝い歩きできるまでに回復
仲のいいご家族。
退院後
長男ご夫婦より
「お母さん。サボらずにデイサービス、週4回、通ってくださいね」
そう言われて
渋々なご様子もありつつも
「うちにはコワい人がいるからね」
とか言いながら
通い続けた結果
退院当初よりさらにお元気になられた
Aさんの通うデイサービス。
今までは完全に
「お世話型介護」
なんでもやって差し上げるのが基本。
ですが、2.3ヶ月前
増改築を機に方針を転換
「お世話型介護」から
「自立支援型介護」に方向転換
自立支援型介護とは
簡単に言えば
「できることは自分でやりましょうねー」
といった感じ。
急に方向転換したデイサービスに関し
Aさんは
「今まではコートも荷物も、職員さんに渡せば片付けてくれたのに。」
「なんだか急に、自分でやらなくちゃいけなくなったのよ」
そんな話をされます。
「周りの方とも、うかうかしてるとおいて行かれるわよって言いながら、自分でやっているの」
「寝てばかりいる人にも、自分でやんないとやってもらえないわよ、って声をかけてるの」
「やらされるのよ~」
そう言いながら
なんだかちょっぴり
楽しそうに見えるのは
気のせいでしょうか??
昼食も
今までは座っていれば配膳してくれたけど
今は自分で取りにいって、運ばなくてはならない。
運動するにも
自分から「やりますアピール」が必要。
何事も「自分で」やることに
楽しみを感じているようにさえ見受けられます
「なんだか疲れっぽくなった」と言い
デイサービスに行くと
今までよりも疲れるようになったそうです。
それはね、きっと
自分でやらなくちゃいけない分、動く量が増えたから
小さなことの積み重ねで
体を動かす機会が増えたから
それって、すごく大事なことだと思います。
自分で決めて
自分で選んで
自分で動いて
出来ない部分はお互い助け合って。
今まで
「上げ膳据え膳」だったものが
自分でやるようになって
当たり前のようなことだけど
それが、すごく、刺激になって
自然とお互いの声かけも増えて
うまく表現できませんが
そういうことの積み重ねが
やる気だったり、自信だったりに繋がっていくのでは?
そんなことを思ったりします。
Aさん
せっかくお元気になって
歩けるようになりました。
ぜひ、これからも
周りの方々と声掛けあって、自分から動いてみてはいかがでしょうか?
ますますお元気になれちゃうよ