いい時代

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

連日、暑いですね

暑いと言っても

どうにもならないのですが

暑すぎますね

 

仕事でいろんなお宅を訪問しますが

ようやく最近は

冷房を付けているお宅が増えてきて

ホッとします。

 

どんなに暑くても

扇風機が回っているだけのお宅が

けっこうありました

いくら扇風機かけたって

熱風ですよーみたいな。

でも

へっちゃらな顔してる

だってそれが当たり前の年代の方々だから。

 

ですが最近は

気温上昇が著しいこともあり

冷房も普及し

それが当たり前になってきました。

 

こうして何年も

いろんな方のお宅を訪問していると

そんな時代の変化も感じます。

 

 

 

ご利用者さんから

時代の変化を感じられるような

いろんな話を聞くのも楽しくて

特に

80代後半~90代の方々のお話は

とても興味深い。

 

 

 

先日

昭和6年生まれ

91歳のAさんのお宅を訪問。

 

Aさんは

91歳とは思えないほど

とてもお元気

 

現役時代は

有名な証券会社の営業マンだっただけあって

トークも絶妙に面白く

あれこれ話を聞きたくなります

 

 

当時の旧制中学に通い

(1947年に学校教育法が施行される前、男子に対して中等教育を行っていた学校の1つ)

卒業と同時に

大学に入学するために長野から上京。

 

「野球しかできませんでしたからね、大学行っても野球しかしてませんでしたよ

そう話され

かの有名な

6大学野球に出場する学校で

試合当日は

全授業中止で学校あげて応援に行く。

 

そんな大学なのに

終戦直後で物がなく

破れた野球ボールを自分で縫っていたことや

バットが折れても替えがなく

釘で打ち付け針金を巻いて使っていたこと

そんな話をしてくれます。

 

 

大学卒業し証券会社へ。

 

「いやぁ、仕事ばかりしてましたよ。」

「子供が何年何組かも知りませんでしたからね。女房には迷惑かけました。」

「毎日接待で、タクシー代がいくらかかろうと経費ですからね。」

「いい時代でしたよ。」

 

 

深夜に帰宅し、早朝に出勤する。

 

 

まさに

24時間働けますか時代。

 

 

Aさんは

こんな銀座をリアルに見ていたんだなぁ・・・と。

 

 

「当時はキャバレーってものがあってね。」

「長野の片田舎から出てきたんだから、口説けませんよね。」

 

いやいや、Aさん。

存分に口説いてきたでしょう

 

 

 

Aさんがいろんな意味を込めて表現する「いい時代」は

今とは大違いで

何が「いい」かなんて

その時その時によって違う。

 

今の時代のお父さま方から見たら

全然いい時代ではないかもしれない。

 

今の時代も

自分が90歳になる頃には

「いい時代だった」と表現するのでしょうね。

 

 

そうか。

 

 

「いい時代」とは

自分が一番輝いていた頃を指しているのかも😆

 

いくつになっても

いい時代でありますように✨