おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
「ケアマネジャーという仕事をしていてよかったなぁ」
と思う時。
それは
とても単純で
介護を受ける方や
その方の介護をするご家族や身内の方の
困り事や悩み事が
ひとつでも解消された時。
介護を受ける方や
その方の介護をするご家族や身内の方が
一瞬でもいいから
笑顔になれた時。
そんな時に
「ケアマネやっててよかったな」
と思います。
昨日、月1回の定期訪問をさせていただいたAさん。
Aさんは
今年の3月下旬から
デイサービスに通い始めました。
初めてお会いした時
Aさんはほとんど笑わず
自分からあまり話をしてくださらなかった。
「初めて会った人」という警戒心もあったでしょうが
口数も少なく
「デイサービスに行きたくない」
そうおっしゃる。
でも、家にいると
「自分がここにいることで家族に迷惑をかけているかもしれない」
「私は施設に入った方がいいかもしれない」
そんなことをモヤモヤ考えて
ますます気持ちは落ち込んでいるご様子。
「デイサービスなんて、行きたくない」
そうおっしゃりながら
娘様や、ケアマネである私に勧められ
渋々見学へ。
「ここなら行ってみてもいいかな」
ご自分でそう思ったデイサービスに
3月下旬から渋々通い始めました。
4月にご自宅でお会いした際
「続けてみてもいいかな」
そんなことを話してくださった。
そして、昨日
ご自宅でお会いした際
「楽しい」
そうおっしゃり
ご自分からデイサービスでの出来事を
いろいろ話してくださるのです
初めてお会いした時
こちらから問いかけなければ
話をしてくださらなかったAさんが
自分から話をしてくださるのです。
しかも
なんだか楽しそうに
デイサービスのスタッフさんのことを
「職員さんは、年寄りのことをよくわかってる」
「いつも親切にしてくれる」
そう話され
なんと!!
「友だちができた」
とおっしゃるのです
そんな話を聞くと
心の中で小さくガッツポーズする。
「やったぜ!デイサービスの皆さん」
「Aさんを楽しませてくれて、本当にありがとう」
そんなことを思います。
あんなに渋々で
「できれば行きたくない」とおっしゃっていた方が
「案外楽しい」と話される。
目元をみる限りでは
マスクの下で
おそらく笑顔だと思うのです。
娘様もホッとしたご様子です。
そしたら
「私はここにいない方がいいかもしれない」
とか
「施設に入った方がいいかもしれない」
なんてセリフは
どこかに消えてしまう。
とても単純な話のようだけど
渋々ながらも1歩踏み出したAさんの頑張りがあったから
デイサービスのスタッフさんが
心地よく対応してくださっているから
そこから笑顔が生まれて
「楽しい」って感情を
取り戻すことができた
「Aさん、そう言ってくださり、私はとても嬉しいです」
ケアマネジャーやっててよかったな。
これからも楽しく通って
心も体も
元気になってくださいね。