選択する

こんにちは。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

私たちケアマネジャーは

担当させていただいているご利用者さんに

最低、月に1回は会いにいきます。

 

「今月はどんな話をしようかな?」

「先月〇〇だったけど、大丈夫かな?」

「いつも通り、元気にしてるかな?」

 

そんなことを思いながら

訪問させていただくのですが・・・

 

 

 

今週は

「施設に入りたい。」という相談が

3名ありました。

 

これは

自分の中では

けっこう多い方。

同じ週に3名も

施設入所を希望する話が出るなんて。

 

 

 

以前と違い

「施設に入る」ということの壁が

低くなってきている気がします。

確か

川島さんも

そんなことをブログに書いていましたね。

 

 

川島さんって??

って感じですね

かわちゃんです

 

 

話を戻して。

 

 

 

以前は

特に90代の方々は

「施設=姥捨て山」

のような感覚だったように思います。

 

 

今回、3名のうち2名は70代。

施設を希望する理由は

 

 

「家族に迷惑をかけたくない。」

「自分がしっかりしているうちに、決めておきたい。」

 

 

おひとりはネットでいろいろ調べ

ご自分でパンフレットを取り寄せて

「どう思う?」

といった相談。

 

おひとりは

「施設に入りたい。でも、どんな所が自分に合っているのかわからない。」

といった相談。

様々な施設の形態を説明し

現状であれば

この形態があっているのでは?

そんな提案をさせていただきました。

 

 

おひとりは90代。

段々、物忘れも増えてきて

やっとの思いでデイサービスに通うようになったら

「主人がいない生活がこんなに楽なんて

と奥様。

 

 

あらら、ご主人、切ないですね

どなたかの家庭でも、こんな話を聞いたことがあるような

 

 

今までご主人の仕事も手伝ってきた奥様。

それこそ

24時間365日一緒でした。

それが

ご主人がデイサービスに通うようになり

久しぶりのひとりきりの時間

 

「私ひとりでは面倒みきれないから、主人を施設にお願いしたい。」

 

今まで必死にサポートしてきたけど

デイサービス利用をきっかけに

どこか、心持ちが

変ったのでしょうね。

 

 

 

誰しも同じように齢を重ね

こればかりは避けようもないものだけど

どの道を選ぶか。

 

 

それにより

その先の人生

ましてや最期の迎え方も

大きく変わります。

 

 

自宅で生活を続ける道を選ぶのか。

施設へ入所する道を選ぶのか。

 

そんな場面に立ち会うケアマネジャー。

 

大きな選択。

 

「どうしたらいいでしょう?」

「どっちの方がいいと思いますか?」

 

ご本人が何を望んでいるのか。

ご家族はどう感じているのか。

 

 

 

道を決めるって

難しいですね。

 

施設入所に限らず

誰かが

適切な場面で

背中を押すって、大切ですね。

 

皆さんの身近にも

自分のことをしっかりと見ていてくれる方

いらっしゃいますか?