生活の彩り

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

早いもので

1月も半分過ぎてしまいましたね。

ついこの前、お正月で

こたつに入って

ぐーたらな時間を満喫したばかりだったのに

 

 

昨日は15日だったので

いつものように

事務所の神棚のお榊と

お花をリニューアル

 

今回のお花はこちら。

 

 

チューリップとフリージア

 

かわいい

なんだか急に春ですね。

お花業界はひと足先に

春がやってきているのですね

 

今はチューリップもいろんな形がありますから

このピンク色が

どんな花びらを咲かせていくのか

とても楽しみです

 

 

 

もちろんチョイスは

お花屋さんのお兄さん

フリージアとの色の組み合わせを選んでくれるのも

お花屋さんのお兄さん。

 

前にも書きましたが

店内にはショーケースがないため

店内はもちろん暖房をつけず

足元のストーブだけ。

ここで1日お仕事するのは

かなり寒いと思うのです

 

この地にお花屋さんを構え

17年になるそうです。

冬の寒さも

17年間、こうして仕事してきたのだなぁと思うと

やはりプロですね。

 

 

 

そんなお花屋さんのお兄さんが

10年間、毎月2回

お花を配達していたお宅があるそうです。

「それまでは買いにきてたんですけど、自転車乗れなくなっちゃって、配達するようになったんです

 

その方が

いよいよ高齢のご夫婦2人では

自宅の生活が難しくなり

施設に入所することになったそうです。

 

「花を届けに行く度に、施設に行きたくないって言ってたんすよねぇ・・・。みんな、そんなもんなんすか?行きたくなくても、そこに行ったら慣れるもんなんですか?」

 

そうですよね、そう思いますよね

 

「これから配達に行くんですけど、今日が最後の配達なんです。行きたくないなぁ

「いつもは蕾の固い、長持ちしそうな花を選ぶんですけど、今日は早めに開きそうな花にしました

「ホント、切ないっすよねどんな顔して行けばいいですか?」

 

そこには

配達用に、立派なユリが用意されていました。

 

 

 

きっとその方は

毎月2回届くお花を

楽しみにしていたことでしょう。

自分の足で買いにいくことはできなくなってしまったけど

季節に合わせたお花が

いつも家に届くということは

その方の生活にとっては

大切なこと

その方の生活を

彩るものだったと思います。

 

お兄さんもこんな感じだから

いつも満足度の高いお花をお届けして

いろんなおしゃべりしてたんだろうなぁ・・・

 

そんな光景を

思い浮かべてしまいます

 

 

 

「いつも通り、笑顔で配達すればいいと思います。その時思ったことを、正直にお伝えしていいと思います。最後までおうちにお花があるのは、その方にとって、とても幸せなことだと思います

「そうっすよねぇ・・・そうします

 

 

やっぱり

人は

人と共にあってこそ。

 

どんどん世の中は便利になって

人の手が不要になっていくのでしょうけれど

無機質なものばかりでなく

人の優しさや

温かみがあってこそ

人生が豊かになるのだろうなぁ・・・

 

 

さて

お花屋さんのお兄さんは

最後にお花とともに

どんな言葉をお届けしたのでしょうね