夢を叶える

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

今日の話の主役はこの方。

杉本様。

 

 

高校生の時、柔道でケガをされ

脊椎損傷。

重度の障害を負いました。

 

それ以来、思うように動かない体。

 

それから60年近くが経ち

担当ケアマネとなった高橋さんが

杉本様の叶わなかった夢を知ったそうです。

 

「ハーレーダビッドソンに乗ってみたかった。」

 

そこから

どれほどの話し合いと準備を重ね

ここに辿り着いたのか

私には想像もつきませんが

「夢を叶える舞台」が整うのです

 

 

 

夢を叶える舞台はこちら。

 

 

あいにくのお天気で

今にも雨が降り出しそうな空模様。

 

介護タクシーで到着した杉本様。

 

お写真の通り皮ジャンを着て

頭にはバンダナを巻いて

心も見た目も

すっかりライダーです

 

 

たくさんの検討を重ねたことでしょう。

 

 

杉本様がハーレーダビッドソンに乗るために用意された、サイドカー

 

 

たくさんの工夫と準備をし

ここに乗り込みます。

 

 

無事、乗車

 

姿勢を保つことも難しい杉本様。

サイドカーの中で体がずれてしまわないように

たくさんの毛布を詰めて体を支え、首にも枕。

 

そしていよいよ

杉本様が乗ったサイドカーを先頭に

バイク部隊が走り出します

 

 

さぞかし心躍ったのでしょう。

 

ノリにノッた杉本様は

「外も走ってみたい

 

なんと、駐車場の敷地を出て

公道を走ったのです

 

 

どんな気分で駐車場に戻ってきたのでしょうか

 

 

「ハーレーダビッドソンに乗ってみたい。」

 

夢を叶える瞬間

 

そんな場面に立ち会いたくて

参加させてもらいました。

 

そこには

感動しかありませんでした。

 

 

 

叶わないと諦めた夢。

それを叶えるために集まった皆さん。

サイドカーを用意することも

会場を借りることも

現地で体調確認することも

1から10まで練り上げて

今日という日を迎える。

これほどのチームを作ることができるメンバーが

日本の中にどれほどいるのでしょうか。

 

 

そして

夢を叶えようと

覚悟を決めた杉本様

それを応援したご家族様

 

ご自身の体のことを考えたら

「何かあったらどうする?」

「事故があったらどうする?」

そんなことも頭をよぎったと思うのです。

いくらご本人が乗り気でも

ご家族が反対することだってあると思うのです。

 

いろんな不安がよぎっても

想いはひとつだったのでしょう。

 

「ハーレーダビッドソンに乗ってみたい

 

杉本様の想いが高橋ケアマネの心を動かし

「夢を叶えてあげたい」という高橋ケアマネの想いが

皆さんの心を動かし

「成功させようぜ!」という皆さんの想いが

たくさんの協力者の心を動かしたのでしょう

 

 

 

たくさんのカメラを向けられた

杉本様と高橋ケアマネ

 

 

どんな気分だったのかなぁ

 

素晴らしい方々に支えられて

幸せな時間を過ごされたことでしょう。

 

こんな日がくるなんて

夢にも思っていなかったことでしょう。

 

 

貴重な時間を経験できたこと。

本当にありがとうございました!!

 

自分もこんなことをしてみたくて

こんなケアマネさんになりたくて

いくつになっても、介護が必要になっても

彩りある人生を送ってほしくて

開業時の自己紹介動画を撮ったんだよなぁ・・・

 

そんなことを思いながら

帰路についたのでした。

 

 

夢は

あきらめちゃいけないね