おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
毎月、ケアマネジャーとして
担当させていただいている方のご自宅を訪問し
いろいろお話を伺います。
介護に関する話だけをする方もいれば
雑談であっという間に時間が過ぎる方も。
担当させていただくようになり
1年半くらいのAさん。
いつも為になる話を聞かせてくれます。
Aさんは
現役の頃は
何度も海外赴任をされ
プラント(大型産業設備)を作っていた
らしい。
プラントエンジニア、というのかな??

どんな仕事か調べてみると
プラントの企画から、システム設計、資金調達、施工・建設、運転等
多岐に渡るんですね![]()
Aさん曰く
「自分は技術屋じゃない。」
「何の才能もなかった。」
Aさんが任される仕事は
仲介や、調整・仲裁・謝罪など。
一番大変じゃん![]()
南アフリカとか
当時の発展途上国に行って
そういう役割をするって
すごくないですか!?
そんな話をAさんは
自慢気にするわけでもなく
いろいろ聞かせてくださるので
つい自分も興味津々![]()
当時、Aさんが携わっていた事業が
それまでの会社の歴史の中で
一番の業績を残し
お祝いの席が設けられたらしいのですが
「行かなかった」
主役なのに
サボったらしい![]()
「業績だけ見ることに興味はない」と。
「業績がいいから褒める、なんて興味がない」と。
「現地で試行錯誤している時に
本社のお前らは、1度でもいいから
労いの言葉をかけたことがあるか?」
とAさん。
「反骨精神だな
」と笑う。
人の間に入り
仲介や、調整・仲裁・謝罪をするって
とても大変なこと。
この人の動きひとつで
結果が大きく変わることもある。
それを常に任されていたさん。
仕事をする上で大切にしていたことは
?
「両者の意見を聞くこと」とAさん。

両者の話をしっかりと聞き
次へ展開する。
どちらかの都合だけではダメだ、と。
自分のいいところは
?
「物怖じしないとこかな」とAさん。
「どんなに偉い役人でも、大手企業でも、相手が常に正しいとは限らない。」
「命までは取られることはないだろう、そう思って仕事していた。」
自分の中で
譲れないものは、絶対譲らない。
でも
非があると思えば謝罪する。
「理にかなわないことは、何事も長続きしない。」とAさん。
優秀な人材とは
?
「東大を出てる、とか関係ない。やる気があるかどうか。それだけ。」とAさん。
人の面倒をみるのが好き、というAさん。
現役時代の一番の自慢を聞くと
「海外の現地スタッフが送別会をしてくれたことかな
」
「送別会をしてもらえる人なんて、それまでいなかった。嬉しかったよ
」
優秀な業績を残したことではなく
人との関係が一番の自慢![]()
なんかねぇ
Aさんのいろんな言葉が
自分の中では
妙に納得するのです![]()
担当させていただく方々
皆さん、本当に個性豊か![]()
これからもぜひ
その生きてきた道の話を
聞かせてください![]()

