おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
自分が40代半ばになれば
当然、親も
それなりのお年頃になるわけで。
ケアマネジャーとして担当させていただいている皆さまも
親と同じ年代の方が多くいるわけで。
どうやら母親が
膝が痛いらしい。
先日一緒に出掛けた時も
確かに痛そうでした。
若干、変形しているし
そうだろうなぁ、と。
おととい
荷物を取りに実家に帰った時
父親が言うわけです。
「お母さんが2階に行くのに、階段の上り下りが大変そうだ。手すりはいくらするんだ?」
そうだろうなぁ。
階段は大変だろうなぁ、と。
その帰り道。
車を運転しながら考える。
この時の頭は、完全ケアマネジャー
介護申請をし認定が下りれば
1~3割の支払いで階段に手すりがつきます。
しかし
母親の状態をケアマネ目線でアセスメントする限りでは
せいぜい事業対象者。
それでは住宅改修は該当しない。
だけど
ちょこっと演技指導すれば
要支援1は出る。
演技指導して、介護申請しようかな
支払い安く済むし
そう思った瞬間
自分の中の「正義の味方」が立ち上がる
「そんなセコいの、ダメだ」
「介護申請して、手すり設置完了するまで、どんなに早くても2ヶ月近くかかる。こんなセコいことしてたら、その間に親が階段でケガするわ」
なんだろう、この
「悪い事したら罰が当たる」発想
いや、ホントにそう思うの。
それだったら
スムーズに話を進めた方がいい。
ケアマネジャーとして担当させていただき
10年以上になる方がいます。
10年前は、今の母親より若かった。
その方が介護を受けたきっかけは
階段から転落し、左足のひざ下を開放骨折したから。
「開放」というくらいだから
骨は皮膚を突き破り、バラバラで
足を切断するかどうかのところだったけど
どうにか繋ぎ合わせて歩けるように。
だけど
10年経った今
その負傷部分の痛みに苦しんでいます。
そうですよね。
骨も、皮膚も、筋肉も、血管も、神経も
傷んだものを繋ぎ合わせているのだから
年数と共に支障も出てきます。
福祉用具の一部を
レンタル対象から外すとか
いろんな話が出ていますが
住環境を整えたり
福祉用具を活用することは
とても重要なことだと考えています。
それを整えるだけで
どれだけ安全に、動きやすくなることか。
「事後対応」になることも多くあり
せっかくケアマネしてるなら
予測を立てて
親にも「事前対応」してあげないと。
住宅改修の見積もりも
たくさん見てきたから
階段の手すりがいくらするか
なんとなくわかるし。
壁の強度がないから
きっと補強板つけて、こんな感じ。
そしたらだいたい
〇万円くらい。
それだったら
セコいこと考えないで
早く取り付けた方がいい。
11月が誕生月らしいから
手すりをプレゼントするよ。
恩着せがまく、親孝行ぶって
こんなオシャレ階段&手すりならいいけど
実家にも
とても実用的な
安全のための手すりが必要な時期なのねぇ・・・
さっそく
知り合いの工務店さんに連絡しました!
来週、見積もりを取りに来てくれます。
どうか金額が
予想の範囲を超えませんように
結局、セコい