おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
昨日も「ケアマネジャーを紡ぐ会」のセミナー。
連日でしたね
昨日の講師は
ケアマネジャーを紡ぐ会・副会長の前田さん。
タイトルはこちら。
とても興味深く、学びの多い時間でした。
ハラスメントに関しては
今年度の介護報酬改定の中でも
介護サービス全事業者に対し「男女雇用機会均等法等におけるハラスメント対策に関する事業者の責務を踏まえつつ、ハラスメント対策を求めることとする。」
と明記されています。
このハラスメントは「職場内」での話。
介護職に限らず、重要な課題だと思います。
退職理由の上位に「職場の人間関係」が入るくらいですから。
しかし、介護に携わる仕事をする者を悩ませているハラスメントの中で、
「利用者・家族」から受けるハラスメントも大きな問題だと思います。
この点については
今回の報酬改定では
「カスタマーハラスメント防止のための方針の明確化等の必要な措置を講じることも推奨する。」
と書かれており・・・
推奨、程度??と思ったり。
実際に暴力を振るわれるケースもあれば
威圧的な態度で文句を言い続けたり、理不尽な要求をしてくる等の、言葉による精神的な暴力もある。
もちろん、性的な発言や体に触る等のセクシャルハラスメントもあります。
ヘルパーさんが訪問先で上記のようなハラスメントを受け、不快な思いをしている。
ケアマネジャーとして訪問し、ハラスメントを受けている。
そのような時に、いかに対応するか。
自身の対応スキルを上げる。
それが出来れば一番。
しかし「明日からすぐに」とはいかない。
「ご利用者・ご家族」に、寄り添い過ぎてしまうケアマネさんは
なおさら難しい。
寄り添うことは大切。
でも、一定の距離感を保たなければ、容易に入りこまれ、自分自身の心が傷つくばかり。
では、どうするの?
大切なのは「安心して戻れる場」があるかどうか
だと思います。
イヤな思いをする。
もう、あの人の家には訪問したくない。
自分ではどうすればいいのか、わからない。
そんな状況で、事務所に戻る。
自分がどんな思いをしているか口にすることができ
その問題に、事業所として一緒に考えていけるかどうか。
「必ず守るから、安心して」
という姿勢を見せ
行動に移し
適切な対応が取れるかどうか。
ひとりで抱え込む必要はありません。
個々のスキルを上げると共に
事業所として、会社として
一緒に仕事をする仲間を守っていかなくてはならない。
いつもそう思い、守ってきた。
そして今も変わらず
そう思っています。
守る仲間、まだいないけど
ご参加くださった皆さん
ありがとうございました!
素敵なご利用者・ご家族がほとんどです
ごく一部の方の影響で
ケアマネジャーという
魅力ある仕事から離れてしまうことがないように
自分の心をしっかり守っていきましょうね。