おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

ケアマネジャーをしていて

嬉しい瞬間

 

それはやっぱり

担当させていただいているご利用者さまが

お元気になられること

 

 

あんなに介護が必要な状態だったのに

あんなに表情が暗かったのに

あんなに全てをあきらめていたのに

それが変わっていく様子をみた時

それが変わった様子をみた時

ご家族の笑顔がみれた時

ご本人のいいお顔がみれた時

 

ここまで頑張ってこられたご本人・ご家族に頭が下がるとともに

チームとしてこの方に関わり、支えてくださった皆さまに感謝するばかり

 

どちから一方だけが頑張っても効果は薄く

ご本人・ご家族・関わる皆さまが同じ方向を向けた時に

そうした変化が訪れる。

 

それって

たまらなく素敵な瞬間だと思っています

 

 

「もう齢だから」

 

 

そんなこと、ないですよ。

もちろん

誰しもが回復を見せるわけではありません。

確かに、年齢には逆らえない部分もあります。

 

もしお体に変化がなくても

望む生活には程遠かったとしても

誰かが関わることで

確実に気持ちは変わるのです。

 

暗闇の中にいた時に比べたら

明かりが見えてくるのです。

 

そんな小さな変化を

私たちも見逃さないようにしたいな、と

そんなことを思います。

 

 

 

大病をし、入院したAさん。

自宅に帰るのは難しいと、病院からは言われていました。

それでも

「家に帰りたい。」

 

家に帰っても

寝たきりの生活。

ひとりでは思うように動くこともできない。

私が訪問しても

なかなか笑顔を見せてくれることはなく

この先の目標は

「車いすに座って過ごせるようになること」

 

コツコツとリハビリを続け

ご家族もAさんを支え続ける。

そうすると

少しずつではあるけれど

お体にも

Aさんの気持ちにも

変化が見え始める。

 

そして

何かのタイミングで

Aさんにも

ご家族にも

「可能性」が見えたのだと思います。

そして、ようやく、口にした夢

 

 

「以前のようにサッカーの試合を観に行きたい。」

 

 

「もしかしたら、また、行けるようになるかもしれない

 

 

もう無理だとあきらめていたこと。

口にすることもできないほどに

実現できないと思っていたこと。

 

けれども

Aさんの中に、ご家族の中に

「可能性」が生まれた。

 

そして初めて、言葉にする。

 

「サッカーを観に行きたい

 

 

 

すごい変化だと思います。

ここからまた、一気に変わっていくと思います。

 

夢をみたり

期待をしたり

それが叶わなかった時のダメージも大きいけれど

でも

それがあった方が

いくつになっても人は変われるのだと思います。

 

 

 

Aさんにお会いしてすぐに

その言葉を引き出すことのできなかった、ケアマネとしての自分の力量不足を感じつつ

ここまで支えてくださったチームの皆さまの素晴らしさを改めて感じつつ

介護の仕事って

悪くないよね

 

そう感じさせてくれた

Aさんと、そのご家族。

介護事業所の皆さま。

本当にありがとうございます。

 

その夢、実現できますね