学びの場

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

皆さんは

「夜間中学」というものをご存知ですか?

私は全く知りませんでした。

 

先日

「夜間中学」について話を聞きました。

 

 

中小企業家同友会には

「振興条例委員会」というものがあり

振興条例とは

「街の企業の大半を占める中小企業と、行政とが手を取り合って街を盛り上げていきましょう!」

的な感じ、らしい。

違うかも

違ったらごめんなさい

 

 

同友会・船橋支部には

宮﨑さんや、つぐみさんという

船橋市議会議員が所属しているため

議員さんが橋渡し役となり

同友会所属の中小企業の社長さまと

行政とを繋ぎ

船橋市に初の「自主夜間中学」を開設することになったそうです

 

 

 

識字率も高い日本ですが

2017年(2016?2018?)時点で

未就学者が、

全国で128,187人もいるそうです。

 

この数字、正直、驚きです・・・

 

義務教育の社会で

こんなに多くの子どもが学校に行けていないなんて。

 

 

戦後の貧しい時代

特に女性は

「どうせ嫁にいくんだから勉強なんてしなくていい」

そんな考えのもと

学習の機会を得られない子供も多くいたそうです。

そして、現在。

いじめ等により不登校となり、学校に通えない子供がいる。

 

義務教育の学習を終了できていなくても

「形式的」に卒業させる。

 

そんな

学習の機会がなく大人になった方や

学校に通えずに大人になっていく方が通う場所。

それが「夜間中学」。

年齢に関係なく

失った学びの時間を取り戻すために通う場所。

 

 

「夜間中学」は公的なもの。

「自主夜間中学」は民間のもの。

船橋には公的な夜間中学がないため

自主夜間中学を作り、学びの場を作る。

そんな社会貢献度の高い取り組み。

そこに市の共催を得られるって

とても大きなこと。

市議会議員としてのやりがいを感じた瞬間だろうなぁ、と思ったり。

 

 

学び続けられる場があること

学ぶ機会を得られること

それは将来

「社会で働く」ということにもつながる。

それって

生きる上でとても重要なことだし

人口減少する社会にとっても

とても重要で、貴重な人材。

行政だって、取り組むしかないよね。

 

 

海外からの難民のお子さんや

貧しい国で生まれ日本に来た方が

祖国でも日本でも、学びの機会がなく

大人になり夜間中学に通い

「憧れの学校に通える」

「学べることが嬉しい」と笑顔で話す。

 

 

不登校のまま大人になった方が

夜間中学に通うことで

自分の支えとなる仲間を見つけ

「失った子供時代を取り戻している」と。

 

 

学校に通うって

学校で勉強するって

友達がいるって

当たり前のことだけど

見方を変えると

それはとても恵まれた環境だったんだなって。

 

 

「学ぶことは生き延びること」

 

 

それは子どもだけでなく

大人になっても続くこと

子どもの頃にも当たり前に学んで

大人になった今も

座学であったり

人との繋がりを通じて学ぶ機会がある。

当たり前の日常に

改めて感謝しなくちゃいけないなぁ。

 

そんなことを思いました。

 

自主夜間中学。

素晴らしい取り組みですね

 

自分にも

何か手伝えることがあるのかな?

でも、頭悪いからな~