科学的介護

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

先日、地域のケアマネジャーさんが集まり

勉強会が開催されました。

年に3回?4回?開催されるのですが

今回は、今年度第1回目。

 

内容はこちら。

 

 

「LIFEについて~ケアマネジャーとして知っておきたいポイントを整理しよう~」

 

講師として

介護老人保健施設・事務長代理の方をお招きしました

 

LIFEとは

科学的介護情報システムの略。

一体何??

 

エビデンスの創出に基づく施策の立案と併せて、介護事業所へのフィードバックによる、質の高いサービス提供のためのPDCAサイクル構築の推進を図るものです。

 

なおさら、何??

 

 

令和3年度の介護保険の報酬改定の際に出てきたワードなのですが、ホントに何なのかよくわかりませんでした。

なので、今回の勉強会は

たくさんの学びがありました。

 

 

事前に打ち合わせをし・・・

 

 

この時から、興味津々

そういうことなのね~

と、思うことがたくさん。

 

 

 

介護保険制度が

ず~っと言われ続けてきたこと。

 

 

「よくなった、と言うけど、何がよくなったの?」

「どれだけよくなったの?」

「その根拠は何なの?」

 

 

介護保険制度を活用することで

要介護の状態にある方が

どれほど状態が改善したり

状態を維持することができたり

悪化を予防できたのか。

 

それを明確にする根拠がなかった。

 

介護を知らない「役人さんたち」を説き伏せ

介護にお金をあてるには

しっかりと数値化し

一目瞭然にする必要がある。

それができないから

「介護」というものに専門性を見出せず

「誰でもできる仕事」

「ボランティア精神があればできる仕事」

そう思われてしまう。

医療のように

成果や効果や専門性を

誰が見てもわかるように明確にする必要がある。

 

そんな風に言われてきました。

 

 

 

今回、それを実現するための取り組みが

「LIFE」というシステム。

だから「科学的介護」

 

 

素晴らしい仕組みだと思います。

データを集め

数値化し

「○○に取り組んだ結果、これだけの改善が見られている」

と目に見てわかる形にする。

デイサービスの取り組みも

どこのデイは成果が高く

どこのデイはそれだけの成果が上がらない。

事業所の比較対象の指標にもなる。

 

 

でも・・・

 

 

それって

「生活を支える」介護という仕事に

どれだけ役立つのかな?

 

年齢や病気など、条件が同じだったとしても

その方を取り囲む

介護力であったり

生活環境であったり

生活習慣であったり

様々な要素が重なって、その方の「生活」が形成されています。

 

その中に「数値」というものが

どれだけ意味のあるものになるのか。

 

正直、全く想像がつかないのです

 

数年後

LIFEを活用した介護業界に

どんな変化が起きているのか

とても楽しみです