おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

千葉県中小企業家同友会・船橋支部に所属しています。

初めて、他支部の例会に参加しました。

理由は、船橋支部の支部長が他支部の例会で報告者を務めるため。

 

今回の報告内容はこちら。

 

ダイバーシティって時々聞くけど

そもそも「ダイバーシティ」ってなんだろ?

 

日本語で「多様性」と訳され、組織やグループなどで多様な人材を登用し、声を取り入れたり、それぞれが持つ違いをいかすことで、組織の競争力を高めようとする取り組み。一人ひとりが持っている違いを認め、尊重しようということ。

 

ダイバーシティ経営って?

 

それが今回の報告の内容。

コンビニを数店舗経営されているのですが、慢性的な人手不足に悩まされているそうです。

そこで、船橋市の就労支援事業と協力し、ひきこもり等により社会と繋がる機会・働く機会を失っている方々を雇用する、という取り組みを行っているそうです。

 

さらっと報告していますが、これは本当に大変な取り組みだと思います。

 

ひとりひとりに寄り添う企業の姿勢と、その取り組みを迎え入れる実際の現場の方々。

一方的に「これはいいことだからやってみよう!」と提案したところで、実現できるものではありません。

でも実際に、ひきこもりで何年も社会との接点がなかったような方々が、週に数回、1日何時間、と徐々に働く時間を増やすことができている。

現場の皆さんも、その方々の担当につくことで「自分の役割」として、新たなやる気にも繋がっている。

 

他にも、要介護状態にある方を「有償ボランティア」という形で受け入れたり。

それによって、スタッフさんが優しくなった、という効果も生まれたり。

 

そんな風にお店全体が、同じ方向を見て取り組んでいる。

 

どうやって全体が同じ方向を向くことができたんだろう?

どうやってプラスのサイクルが生まれたんだろう?

 

とても興味ある報告でした。

 

 

多様性と調和。

 

それぞれの生き方・生きてきた時代・その時代の考え方。

それまでの人生で積み重ねてきた考え方・思考をガラっと変える、受け入れる。

誰にとっても大きな課題ですね。