ひとりがお好きですか?

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

先日

リハビリ施設に行った際に

目にしたパンフレット。

 

 

なぜだか気になり

いただいて帰りました。

 

 

「高齢者の仲間づくり」

 

 

必要だと思います

 

 

どんなことが書いてあるのかなーと思って目を通してみると・・・

 

 

「孤立感は心身の健康に影響を及ぼすことが研究で示されている。」

間違いない。

そう思います。

 

社会的孤立を感じることは

1日に15本タバコを吸うのと同じくらい健康に悪い、というのです・・・

 

愛煙家の方には申し訳ありませんが

タバコを吸わない立場からすると

それは確かに体に悪そうだ・・・

 

 

 

ひとりで過ごすのが好きな人。

大勢の中で過ごすのが好きな人。

もともとの性格によりどちらが居心地がいいか

人それぞれです。

 

ですが。

 

「ひとりで過ごすのが好き」と言っても

24時間365日

好んでひとりっきりで過ごす方って

ごく少数かと思います。

学校だったり

職場だったり

家族だったり

何かの形で「人との接触」を持ちながら

その中に「自分の居場所」を見つけ

それ以外の時間をひとりで過ごす。

必要以上に集団に身を置かない。

ひとりで過ごしていても

誰かとのつながりがあるという安心。

 

組織や団体の中にありながら

自分の居場所を見つけられず

孤立感を感じることほど苦痛なことはないし

それこそ心身の健康に影響を与えます。

 

 

一方

ご高齢の方の場合。

 

 

望まずとも

ひとりっきりになったりする。

 

 

足が弱くなり外出できなくなったり

友人・知人も先に他界してまったり

人生を共にしたパートナーに先立たれたり

自分周りから

どんどん親しい方がいなくなる感覚

行きてくても行けなくなる現実

そうしたものを抱えながらひとりになるって

どんな気持ちなんだろう・・・

 

そうしたご高齢の方を多く見てきましたが

どんな心境になるのか

自分で体験してみないと

その心境に心底共感することはできませんが

それこそ

生きているのが辛くなると思います。

 

 

 

 

ケアマネジャーとして

担当させていただいているAさん

 

かつては

グランドゴルフに熱中し

かなりの腕前だったそうです。

 

 

ですが

ケガをしたり病気をしたり

段々と練習場まで自分で行くことができなくなり

かと言って

毎回タクシーで行くわけにもいかず

毎回友人の車を頼ることも気が引ける。

結果、練習からも遠ざかる。

 

ですが先日。

 

グランドゴルフの大会があり

ご友人が車を出してくださり

久しぶりに大会に参加されたそうです。

 

その結果。

 

25人中、見事5位入賞

 

久しぶりに

いきいきとした

いいお顔を拝見しました

 

どんな状況で

景品は何だったのか

それはそれは

楽しそうに話してくださいました。

 

 

 

久しぶりにお仲間と会えたこと。

久しぶりに活躍できたこと。

思うようにいかない日々の中で

こんなに嬉しい出来事はなかったと思います

 

嬉しかったことを

誰かに話せるって

誰かが聞いてくれるって

それって、幸せ

 

だから

ヘルパーさんや

ケアマネさんだけでもいいから

話し相手になる人がいるって

とても大事なこと

 

 

 

上手くまとまりませんが

介護の仕事って

いい仕事だなぁって思います。

人として生きることを支える

素晴らしい仕事ですね