残念だ

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

ブログを書く際

自分の手元に素材となる写真がない時は

「フリー素材」の写真をダウンロードして使用しています。

 

今回選んだ写真はこちら。

 

 

どんな話を書くか

なんとなくイメージつきそうな写真。

 

そうです。

今日は、介護のお話。

 

 

 

 

今朝の情報番組で知ったこと。

「東京都足立区にある老人ホームが突如閉鎖」

「給料未払いにより職員が一斉退職」

「入り口には閉鎖の貼り紙」

「食事も提供されなくなり」

「97名の入居者は全員他の施設に移された」

 

数ヶ月前に

千葉県千葉市にある施設でも同様のことがありました。

 

こうしたニュースを聞くと

同じ「介護」という仕事をしている者として

とても残念な気持ちになります。

 

 

 

介護・福祉関連の仕事についていない方は

「老人ホーム」と聞くと

きっと、全部ひとまとめに

高齢者の施設=老人ホーム

というイメージかと思います。

 

ですが、実際には

老人ホームといっても様々な形態があります。

 

 

できれば

ご自身の状態に合った形態の施設を選んでいただきたい。

しっかり見学に行き

見比べて

納得いく施設を選んでいただきたい。

けれど

そうもいかない方もいらっしゃる。

「そうもいかない」とは?

そう。お金の問題。

 

 

様々な形態の施設があり

それによって毎月かかる費用が変わってきます。

費用が高ければいい、ということではありませんが

あからさまに費用が安いところは

やはりそれなりのカラクリがあったりします。

 

 

 

今回の事件。

思わず検索してしまった。

普段、そうしたことはしないのですが

「どんな施設なんだろ?」

検索すると、すぐ出てきた。

社長さんの名前も出てきた。

 

「どんなつもりでこの事業を始めたんだろう?」

「うまく儲かると思ったのかな?」」

「それともそんなはずじゃなかったのかな?」

 

 

老人ホームって

本当にいろんなところがあるのです。

生活保護の方に焦点を絞り

生活保護という仕組みと

介護保険制度の仕組みをフル活用し

ガッポリ儲けている施設もあるのです。

そこには、もはや

「人権」というものは感じられかなったりするのです。

けれど

ご自宅での生活を続けられなくなったら

そういう施設で暮らすしかないという現実もあるのです。

 

一方で

入居者さんのことを思い

入居者さんの生活の場として

様々な工夫をし

きちんと運営している施設が数多くあります。

 

 

こうしたニュースを通じ

「介護」や「施設」に対する印象が悪くなるのは

残念でなりません。

入居されていた方々の人権や人生が軽んじられたことが

残念でなりません。

 

 

 

介護って

きれいごとばかりでは済まない。

けれどやっぱり

その方が最期を迎える時に

「なんだかんだいって、いい人生だったなぁ…

そう思っていただけるよう

ケアマネジャーとして

これからも関わっていきたいと思います。

とか言って

イラっとする時もあるけどねー