選択肢

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

ある日のこと

日頃、お世話になっている方から連絡が入る。

 

「知り合いに〇〇〇なヤツがいるんだけど、これって何とかなるかな

 

それは、その方のお知り合いの方が

介護に困っているという相談。

 

「何とかなりますよー!」

「じゃぁ、ぴろ、よろしくー

「かしこまりましたー!」

 

ということで

介護に関する話を聞いてみることに。

 

 

 

介護に関する相談は

絶対、早めに対処した方がいい。

けれど、直接お会いする時間が取れず

こういう時こそ登場!!

便利なオンライン

「初めまして」のその方と

昨日、オンラインでお話させていただきました。

 

 

30才のAさんは

ご自分のお子さんと、80代のおじいちゃんと、80代のおばあちゃんと一緒に暮らしています。

 

Aさんは現在、

ご自身の将来のために

資格を取るために専門学校に通っているのですが・・・

 

 

おばあちゃんが病気になり手術をすることに。

無事、退院したはいいけれど

週に何度も通院が必要な状態に。

 

「おじいちゃんもフラフラしてるから、病院に付き添うことはできないと思う。」

 

結果

Aさんが通院に付き添い

専門学校も休むしかなく

「退学も考えている。」と。

 

 

 

 

Aさんの希望。

「今は家族のことを大事にしたい。」

「学校を辞めるのも仕方ないかなと思う。」

「でも、行けるなら行きたいけど。」

 

 

ならば行きましょう

大切にしてほしいのは

「行けるなら行きたい」という気持ち

 

 

「仕方ない」とあきらめの姿勢を見せるのは

選択肢がないから。

現状を変える選択肢を持っていないだけのこと。

選択肢を置かれ

どれを選ぶかはAさんとご家族次第

 

 

 

 

現状で、自分にできることは2つ。

選択肢を作るために

今、できることをお伝えすること。

今、困っていることを解決するために

金額的にどの程度かかるの伝え、イメージを持ってもらうこと。

 

「そういうのがあるんですね

「友達に聞いても、誰もやってないから知らなくて

 

そりゃそうだー

30才では、友達も知ってるはずないよね

訪問可能な距離だったら

私がケアマネとしてサポートしたいくらいだ

けれど、距離がありすぎて

それができない

 

 

 

長年の経験から

おばあちゃんの状況を聞き

なんとな~く、予後予測がつく。

余計なお世話かもしれませんが

Aさんの将来のためにも

専門学校を辞めてほしくないのです。

そのための選択肢を知ってほしいのです。

 

「わかりました!行ってみます

 

どうか

よい解決策が見つかりますように

 

 

 

 

産業ケアマネも、こういうこと。

社内に、こうして

介護のことを知らずにひとりで抱えている方

いると思うのです。

もしかしたら、休みがちになっているかもしれないのです。

もしかしたら、家族を思い、退職を考えているかもしれないのです。

その方に対し

何もせずにいるよりも

今よりも状況を改善できる方法、一緒に考えることが必要だと思いませんか?

社員さん自身のためにも

会社の維持・発展のためにも

必要だと思いませんか?

そんな時

社長の皆さま

産業ケアマネがいますよー

 

 

 

未来ある30才のAさんの人生に

少しでもプラスの変化が訪れることを

心から願うばかりです