おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
以前、こちらに
「人は90代後半になると、仏の域に達する。」
という個人的見解を書きましたが・・・

これはやはり
間違っていないな、と思う方に
もうひと方
お会いしました![]()
平均寿命もどんどん延びていますが
100歳を超えるというのはそう簡単なことではなく
「長生きの家系」というのが一番影響していると思いますが
100歳間際の方は
戦中・戦後を生き抜いてこられた人生経験と
100年を通じて見てきたものにより
ああして仏の域に達するのだな、と
そんなことを思います。
100歳間際のAさん。
常に「ありがとう」と感謝の言葉を口にされます。
私なんかが訪問するだけで
手を合わせて
「わざわざお越しくださって、ありがとうございます。」
そうおっしゃってくださいます。
「いえいえ、こうして皆さんのところにおじゃましてますから
」
そう返答したところで
その方はいつも「ありがとう」
100歳間際なのに
自分の足で家の中を歩き
トイレに行き
着替えもするし
体操もする。
娘様と同居されていますが
「迷惑をかけたくない」と
いつも口にされているそうです。
「どうして迷惑をかけたくないんですか?」
そう尋ねてみたところ
こんな答えが返ってきました。
「人はみんな平等に生まれてきている。」
「自分ができることを精一杯やれば、それでいい。」
「私は苦行の娑婆(しゃば)に行きたくない。蓮華の花の中で暮らしたい。」
「そうなれるように、ひと様への感謝を忘れず自分のできることをしたい。」
なるほど~![]()
蓮華の花。

100歳間際のAさんは
きっと、あの世に行った時の話をしているのだと思うのですが
とても納得です。
偽善者のような言葉を言うよりも
「自分があの世に行った時に、蓮華の花の中で暮らせるように
」
自分のために
自分ができることをする。
でも結果
それが周りの方にもいい影響を与えて
Aさんの周りには穏やかな空気が流れている。
きちんと
「ありがとう」を言葉にして
感謝の気持ちを伝える。
なるほどなぁ![]()
これは私の勝手な解釈なので
もっと奥深い意味があるのかもしれませんが
妙に納得したのです。
「自分ができることを精一杯やればいい。」
大事なことですね![]()
常にこの気持ちを持ち続けていたら
自分を卑下したり
誰かを羨んだり、妬んだり
そうしたマイナス感情を持つことなく
自分の人生を生きることができると思います。
Aさんこの話を聞いてから
けっこう、自分の中で思います。
「自分以外にはなれない。」
「今、自分ができることを精一杯やろう。」
「人と比べたって、意味ないよね
」
別に今から「蓮華の花の中で暮らしたい」とは思わないけど![]()
「自分ってダメだなー
」と思いがちなので。
それはもったいないな、と。
100年生きる大先輩![]()
勉強させていただきました!!
貴重なお話、ありがとうございました![]()
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