プライドとは

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

『男は見栄とプライドの生き物』

 

 

そう言ったのは宮﨑さんですが。

 

 

確かにその通りだと思います。

 

見栄を張り

プライドが邪魔することも多々あるかと思います。

プライドを曲げてまでできない、ということも多々あるかと思います。

 

プライドは「誇り」や「自尊心」のことですが

生きていく上で変化しつつも

どこか譲れないものが絶対にあると思います。

 

 

 

 

ケアマネジャーとして

ご高齢の男性の方を担当させていただくことも、もちろんあります。

 

介護が必要となっても

当然ながら「譲れないプライド」はあるわけで

ですが、男性のご利用者さまが

何かのきっかけで

「できなくなった自分」を認め

ケアマネジャーである自分の前で

「もうダメだ。」と話し出す姿に

いつも心が痛みます。

 

 

 

 

ケアマネジャーとして担当させていただいているAさん

 

大手企業に勤め

現役時代は海外赴任もし

重要な役職に就き

退職後も

町会長や老人会長として活躍

 

ケアマネジャーとして担当についたばかりの頃は

地域の中で「ご意見番」として周囲からの人望を集めていました。

 

 

ですが

お耳が遠いこともあり

補聴器をつけていても

会議の場に参加しても何を話し合っているか聞き取れない。

 

「みんなの声が聞こえないから、もう役を降りたいんだよ。」

 

ケアマネジャーである自分は

「いやいや、皆さん頼りにしてるんですから続けましょうよ

そうして励ますこと度々。

 

 

ですがある時から

「締めの挨拶を頼まれても、話がまとまらない。」

「途中で何を話しているのかわからなくなるんだよ。」

「仲間とカラオケに行っても、音がズレてるよって言われるようになった。」

そうしたことを話されるようになり

いよいよ役を降りました。

 

 

かつてはバリバリ仕事していたAさん。

 

 

退職後も

地域で活躍していたAさん。

 

 

お耳が遠くなり皆さんの会話に入れなくなり

得意だったはずの締めの挨拶もまとまらなくなり

隠居の覚悟を決めたその心境は

どんなものだったのだろう?

ご自身のプライドとの葛藤は

如何ほどだったのだろう?

 

 

 

地域での役を降りたAさんは

それから一気に

年老いたようでした。

 

 

会話をしていても言葉が出てこない

判断力も鈍り

考えがまとまらない。

おまけに足腰も弱くなる。

 

 

「どうにか元気になってほしい。」

 

 

ケアマネジャーとして

そんな思いでいろいろ提案してみても

なかなか受け入れていただけない。

 

プライドが邪魔をしていたのか

ご自分では判断しきれなかったのか

実際のところはわかりませんが。

 

 

ご家族にも協力していただき

ようやくこちらの提案を受け入れてくださいました。

 

 

昨日からAさんは

新たな介護サービスを利用されています

 

 

さぁ!!

ここからどんな変化が起きるのか?

順調に進むのか

やっぱり無理、となるのか

Aさんの中に残るプライドは

どのようにプラス方向に作用するのか?

 

楽しみです。

 

まぁ

自分の中には

復活したAさんの姿しか思い浮かんでないけどね

 

 

 

人生は

命を終えるその瞬間まで

楽なもんじゃない。

だからこそ

自分次第で

心持ち次第で

どんな風にも変えていくことができる。

 

そんなことを思う

ケアマネジャーとしての日々です