こんにちは。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
今年は
戦後80年。
先日、靖国神社に初めてお参りした際
そうしたポスターが貼ってあったことを
ふと、思い出しました。

本日、8月9日は
長崎に原爆が投下された日。
午前11時2分に投下されたんですね。
ただ今、11時20分。
80年前の、まさに、今。
先日、8月6日は
広島に原爆が投下された日。
午前8時15分に投下されたんですね。

戦後80年ということもあってか
今週、ケアマネジャーとして担当しているご利用者さま宅を
毎月の月イチ訪問させていただいた際
90才前後のご利用者さまから
戦時中の話を聴くことがありました。
Aさんが戦争を経験したのは
10才の頃。
東北地方に住んでいました。
常に爆撃機が飛び
「軍事工場や、動いているものが狙われた。」
「犬が道を歩いているのを、人と間違えたんだろうね。打たれてしまったよ。」
「防空壕に隠れ、爆撃機がいなくなるのを待っていた。」
そんな日々を送っていたそうです。
Aさんのご実家は
駅前で商店を営んでおり
いつも駅前で
進軍ラッパを鳴らしながら
「16,18の少年が、お国のために行ってきます!!と言っていた。」
「もう帰って来ないのはわかっている。」
「母親と別れるその光景を思い出すと、今も涙が出る。」
そう話しながら涙ぐまれていました。
広島に原爆が投下されたことを
ラジオと新聞で知ったそうです。
「キノコの爆弾が落とされたって、大騒ぎになった。」
「当時、原子爆弾なんて知らなかった。」
Bさんは7才の頃
千葉の幕張に住んでいました。
東京から逃げ延びた方が多く来たそうです。
その姿は
やけどで皮膚が大きくただれ
「東京からおばけが歩いてくる、と言っていた。」
「あの光景は忘れられない。」
そう話されていました。
Cさんはまさに東京大空襲を経験し
人の脂の焼けるにおいと
重なりあって倒れている光景が
今も忘れられない、と話されていました。
小学生の頃
「はだしのゲン」を映画で観ました。
ストーリーはほとんど覚えていませんが
その映像があまりに衝撃的で
最後まで直視することができなかったことを覚えています。
ある日突然、目の前に
当時、ご利用者さまが目にしたような光景が広がったら
人間のメンタルは
一体どうなってしまうのだろう?
実際に戦争を体験された方のお話を聴くと
今、こうして平和であることが
いつも通りの日常が送れることが
どれほど幸せなことかと
心から思います。
今も世界のある地域では
戦争が繰り広げられていて
終わりが見えず
戦いはいつまで続くのだろう。
考え方も
価値観も
宗教感も
それまでの歴史も
それぞれ異なる中で
戦争をゼロにするって
やっぱりムリなことなのかな?
壮大な話を書いてしまい
締めの言葉がわかりませんが
平和であることを願う日は
とても大切だと改めて感じた
今週のケアマネジャーのお仕事でした。
戦争を経験された
ご利用者の皆さま。
貴重なお話をありがとうございました。

