なかなか難しい

こんにちは。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

「固定概念をぶっ壊せ

 

みたいなセリフって、よく聞きますよね。

 

今日は

「固定概念」を壊すのがどれほど難しいか

痛感した話です。

 

 

そもそも「固定概念」とは

 

 

個々の心の中に存在し

外界の状況の変化によっても変革することが困難な考えやイメージのこと。

頑固で柔軟性に欠ける考え方や偏見のことを指すそうです。

 

つまり

「固定概念」は人それぞれ違くて

Aさんはそう思っていても

Bさんは同じように思っていなかったり

固定概念をどうやってぶっ壊すかは

人それぞれ、

時間も手法も異なるものなのでしょうね。

 

 

 

昨夜

あるミュージシャンのコンサートに行きました。

とても有名なミュージシャンで

有名な曲もたくさんあって

もちろん自分も聴いたことがあって

でも

コンサートに足を運ぶほど大ファンというわけでもなく

そんな中

友だちがコンサートのチケットをゲットしたらしく

「一緒に行こう

と誘ってくれてので

「いいねー!行こう行こう!!」と

けっこうそれなりに楽しみしてコンサート会場に向かったわけです。

 

 

開演時間となり

間もなく登場です!!

 

 

ドキドキ胸躍る瞬間

どんなステージが繰り広げられるんだろう

どんな歌声を聴かせてくれるんだろう

 

なにしろ初めての参加ですから

それはそれは楽しみにしていたわけです

 

 

さぁ!!

いよいよ!!

 

 

 

 

あれ??

皆さん、立ち上がらないの

 

えーっと

これは

どういう状況かな

 

 

コンサートとかライブって

こういうものじゃないの?????

 

 

ライブとか

フェスとか

いろんな方の音楽に触れたことがあります。

それまでの経験から

「コンサート中は立ち上がって楽しむもの

そう思っていました。

 

 

 

けれど昨夜のコンサートは

アリーナ席の方は皆さま立ち上がっているけれど

スタンド席、と呼ばれるエリアの皆さまは

座ったままなのです・・・

ずーっと

最初から最後まで

座ったままなのです・・・

 

 

あまりに衝撃の光景に

自分の頭は

全く状況が理解できませんでした・・・

 

 

自分の固定概念。

それは

コンサート・ライブ・フェスというものは

こうして立ち上がって楽しむもの

ということ。

 

 

そうではない光景が

目の前に繰り広げられたことで

柔軟性に欠ける自分の頭は

どうやって楽しめばいいのか

すっかりわからなくなっていました・・・

 

 

座ったまま

どうにか体を揺らしてみたり

手を叩いてみたり

コンサートを楽しもうとしたけれど

頭の中にあることは

「あの書類、作らないとなー」

「月曜日出勤したら、忘れずにあれをしよう」

「この状況をどうやってブログに書こうかなー」

なんてことばかり・・・

 

なんも楽しんでないじゃん

 

みたいな。

 

 

 

どうにかして

固定概念をぶち壊そうとしました。

 

こうした楽しみ方もあるんだ、と

ミュージシャンによって楽しみ方は違うんだ、と

このコンサートは

音を楽しむ音楽ではなく

音を聴いて楽しむんだと

もしかしたら

スタンド席は立ち上り禁止のルールがあるかもしれないと

いろいろ考えてみたところで

固定概念は

全然、ぶち壊せなかった

 

ねぇ?

だって、どうやって

座ったまま全身で楽しむの??

 

 

未熟だ。

まだまだ自分は未熟過ぎる。

どんな状況下でも

楽しむ術を身に付けたい。

固定概念をぶち壊す柔軟さがほしい。

 

 

 

けれども・・・

 

 

 

やっぱLIVEというものは

そのミュージシャンのパワーを全身で感じて

同じ空間にいることを肌で感じて

音を楽しみ

仕事のことなんて忘れて

その世界感に没頭して

会場全体でその空間を楽しみたい。

 

 

結局

固定概念をぶっ壊すことなく

不完全燃焼で会場を後にするのでした・・・

 

 

今回の学び。

固定概念をぶっ壊すのは

なかなかに難しい。

けれども壊せた時には

新たな楽しみ方が広がるということ。

 

なので引き続き

「固定概念をぶっ壊せ