おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
昨日は
船橋市と、船橋市介護支援専門員協議会が共催する研修に参加してきました。
研修タイトル
「身寄りなし高齢者の権利擁護とケアマネジメントの実践~シャドウワークを考えよう~」
シャドウワーク。
最近、ケアマネジャー界隈では
「シャドウワーク」という言葉をよく耳にします。
それもそのはず
厚生労働省の内部部局である「老健局」では
「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」というものの中で
「ケアマネジャーのシャドウワーク」について検討しています。
シャドウワーク。
何かと言いますと
その言葉通り
シャドウ=影
ワーク=仕事
つまり
「ケアマネジャーの影の仕事」
なんだか裏の顔
みたいな感じですね
そうではなく。
笑い事でもなく。
「ケアマネジャーの業務範囲を超えた対応」の話です。
ケアマネジャーという職種は
ひらたく言うと
便利使いされがちです。
「ケアマネジャーは在宅介護サービスの要」
という表現をされ
なにかにつけてヨイショされ(個人的見解です)
「何かあればケアマネさんに言ってね」
みたいな感じで
いろんなことを押し付けられがちです。
そうして本来の業務以外の対応をしていることが問題視され
業務の整理や
業務負担の軽減を図っていきましょう
みたいな話し合いが国でされています。
とても必要なことだと思います。
今回の研修は
そうした現状を踏まえたテーマであり
自らを「介護弁護士」と名乗る弁護士さんが登壇されたのですが・・・
この方がめちゃくちゃ面白かった
東京大学法学部を卒業後
弁護士として活動しながら
ホームヘルパー2級を取得されたりと
介護に特化した弁護士として活躍されている方
なんといいますか
とても飄々としていて
特徴のある笑い方をされ
頭の良い方ならではの着眼点で物事を話される
個性満載の弁護士さんで
「この方は、とても自分らしく生きてらっしゃる」
「この方は、とても上手に自分を表現されている」
「私もこんな風に自分を表現してみたい」
そう思わずにはいられませんでした。
おかげで
最後まで飽きることなく話を聴くことができ
シャドウワークについても
改めて考える機会となりました。
そして
この弁護士さんが何度も口にされていた言葉。
「質の高いケアマネジメントって、何なんでしょうね」
ホントですね。
全く同感です。
でも、いつも、公的な場で言われるんです。
「質の高いケアマネジメントの実現を目指す」って。
それって
「私たちケアマネジャーは、質の低いケアマネジメントをしているという評価なんですね」
という、卑屈な感情になる可能性大。
それなのに
誰が対応すればいいのかわからないことがあると
「ケアマネさんに何でも言ってね」
って、おい!!
都合よくケアマネを使うな
みたいな。
いけない
勢いあまって
余計なことを書いてしまいそう
個人的見解はさておき
とても学びのある内容でしたので
この内容を事業所内でも共有し
前向きに仕事ができるよう
会社としても取り組んでいきたいと思います。
ケアマネジャー。
素敵な仕事です
これからも
「好きな仕事」であり続けたいです