生き方のヒント

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

この仕事の魅力は

いろんな方にお会いできること

 

17年?18年?ケアマネジャーをしている中で

たくさんの方を担当させていただきました。

皆さまそれぞれ生きてきた人生も違えば

職業や考え方も異なります。

 

たくさんの人生の先輩方にお会いする中で

昨日、訪問させていただいたAさんは

とても素敵な方

 

 

何が素敵って

とにかく若々しい

80才になられる方ですが

とても80才には見えません。

 

そして

とにかく笑顔がチャーミング

 

「チャーミング」という言葉を今どき使うのかどうかわかりませんが

自分自身も久しぶりに使いましたが

「笑顔がチャーミング」という言葉が

ピッタリお似合いの方

 

 

どうしてこんなに若々しく

どうしてこんなに笑顔がチャーミングなのか

 

 

毎回、Aさんにお会いする度に

そんなことを考えながらお話を伺っているのですが。

 

 

 

自分なりに分析した結果。

 

ひとつ

いつも笑顔であること。

 

 

脳梗塞をされ

右片麻痺となり、右腕が思うように動かせません。

たくさんの不自由があり

たくさんの不便があり

たくさん思い通りにいかないことがあります。

けれどそれらの経験を

いつも笑いながら話してくださいます。

「ちょっとしたことさえも上手くいかないのよね」って。

イライラすることも悲観することもあると思うのです。

ですが

その「イライラ」がお顔に刻まれておらず

いつもチャーミングな笑顔を見せてくださいます。

 

 

 

もうひとつ

いつも前向きであること。

 

 

自分で顔を洗いたくても

右手が顔まで上がりません。

「自分で顔を洗えるようになりたい。」

そうリハビリ担当の方に伝え

何年もかけてようやくお顔の近くまで上がるようになってきました。

その様子を

「ここまで上がるようになったのよ

「4年もかかってこれしかできないのかーって思うわよね

そう笑顔で話してくださいます。

 

リハビリに通いながら

「周りの方は体がほぐれてスッキリした、って言ってる。」

「私は体をほぐすために通っているわけじゃなく、こうなりたいって目標があるの

そうはっきり話されます。

 

その結果

どうなるかと言いますと

リハビリ担当の皆さまが

Aさんに熱心に関わってくださいます。

理由は簡単。

 

「こうなりたい」という

小さな目標がたくさんある。

生活の中で思うようにいかない小さなことでも

できるようになりたいという目標がある。

その目標を達成するためにはどうすればいいのか?

 

それをリハビリ担当の皆さまが真剣に考えてくださるのです。

 

そうすると

Aさんの周りは

いつも笑顔と活気がある

 

そのエネルギーの循環が

Aさんが若々しくいられる大事なポイントなんだろうな、と

勝手に解釈しております。

 

 

 

そんなAさんの様子を拝見しながら

「自分もいつも笑顔でいるように心がけよー

なんてことを思っています。

「できないことを悲観するよりも、どうなりたいか前を見て考えよー

なんてことを思っています。

だって

その方が

周りの方が協力してくれるから

そんな姿を

Aさんがお手本として見せてくださっているから

 

 

 

介護の仕事。

ケアマネジャーという仕事。

そこには

生き方のヒントがたくさんつまっています