いくつになっても同じこと

おはようございます。

支援センターふなばし

ケアマネジャーの佐藤寛子です。

 

 

ケアマネジャーの仕事をしていると

たくさんの方にお会いし

その方のお人柄や考え方、人生に触れる機会が多くあります。

それまでのご苦労を笑顔で話される方もいらっしゃれば

表情暗く話される方もいらっしゃったりと

それまで生きてこられた道をどう受け止めるかは

皆さまそれぞれだということを

当たり前のことですが再認識したりします。

 

 

 

先日、

新しく担当させていただくことになったAさん。

転んで足をケガしてしまい

けれど入院するほどではなく

自宅療養、という形になったのですが・・・

 

Aさんの担当となったのは

Aさんがケガをされてから1ヶ月以上経った頃。

 

「こういう相談ができると知らなかった。」

 

ケガをしたばかりの1ヶ月を

環境の整っていないご自宅で過ごすのは

それはそれは大変だったと思います

 

 

 

Aさんにお会いし

一番の要望は

「お風呂に入りたい。1ヶ月以上入ってないの。」

 

 

そりゃそうだー

その足の状態で

ご自宅の浴室環境では

とてもお風呂に入れないよね

 

 

様々な状況から

いろいろ判断し

どこまで動けるのか確認し

提案したのは、デイサービスでお風呂に入ること。

 

「じゃぁ、そこに行くわ。」

「見学は行かない。あなたがいいと思う所を教えて

 

 

Aさん、即決

 

 

そこに一切の迷いなし!!

しかも

どこのデイサービスを選ぶのか、私に一任!!

 

そうなると

どこのデイサービスがAさんのお人柄に似合うのか

ケアマネとして考えるわけです

 

 

 

結果。

Aさんは無事、お風呂に入ることでき

あースッキリ

 

 

さらにプラスαとして

「皆さん、とてもいい方で、本当に親切にしてくれるの

「あそこに通えて、本当によかったわ

 

 

そうした

お風呂に入れた喜び以外の

楽しみや幸せ感までついてくるのです

おまけに

「いい所を紹介していただいて、本当によかったわ

なんて、こちらまで感謝していただけるのです

こちらは紹介しただけで

親切にしてくださったのは

デイサービスの皆さまなのに

 

 

 

何が言いたいかといいますと

「デイサービスに行く」ということ、ひとつとっても

「どんなところなのか不安」

「知らない人の中に行きたくない」

「年寄りの幼稚園なんでしょ?」

そうしたマイナス感情が先に立ち

ご自身の困り事や課題を、なかなか解決できない方もいらっしゃいます。

 

ですが

そうしたマイナス感情はさておいて

Aさんのように

すぐさま1歩踏み出したことで

大きく状況が変わる方もいらっしゃいます

 

 

 

ケアマネにとっては

当たり前のデイサービス。

けれど

ご利用者さまにとっては未知の世界。

そこに飛び込む行動力と判断。

そうしたものを持ち合わせているかどうかって、

いくつになっても人生に影響することだなぁ・・・

なんてことを

Aさんの笑顔を見ながら思ったりしました。

 

 

 

デイサービスの皆さま。

ご利用者さまへの日頃のご配慮とサービス精神

本当に頭が下がります。

こうしてAさんが笑顔になれるのも

皆さまのおかげです。

ありがとうございます!!