おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
日曜日に駐車違反を切られまして
まぁ、これはネタのひとつとしていいだろう
と思っていたのですが・・・
これを持って、昨日、交番へ。
そしたら
これを渡された。
い、い、いちまんごせんえん
そんなにすんの
たった4分の路駐が
3時間路駐してても
4分路駐してても
15,000円
15,000円あったら
東京から新大阪まで新幹線で行けるよ
15,000円稼ぐって
どんだけ大変か、知ってる
ご利用者さまのお宅に訪問して
いつもと様子が違くて
ご利用者さまの話を聞いて
ご家族の困り事聞いて
介護保険のサービス変更することになって
あちこち電話してサービス調整して
集まれる日を調整して
書類何枚も作って
みんなで話し合って
新しいプランを皆さまにお渡しして
そうしてやっといただく15,000円。
たった4分の路駐で
福沢諭吉さんも
樋口一葉さんも
一瞬にしてさようなら・・・
あんまりっす
仕方ない。
違反をしたのは自分だ。
そう自分に言い聞かせ
新人さんっぽいお巡りさんが
「書き方の手引き」を見ながら
とても丁寧に時間をかけて
反則告知書や納付書を書いてくれている間
交番の中を見回してみると・・・
指名手配犯よりも多い数の
行方不明者の貼り紙がしてありました。
14歳から80代までの幅広い年齢層。
いろんなことを考えてしまう。
14歳や20代の方。
「自宅から行方不明になった。」
誘拐等ではなく、自らの意思で自宅を出たのでしょう。
今もどこかで生きているのか
生きていることが辛くなったのか
どこに行くことを選択したんだろう。
70代や、80代の方。
「自宅から行方不明になった」
「マラソン観戦中に行方不明になった」
おそらく認知症がおありで
どこかに行こうとして
ただひたすら歩いて
うまい具合に公共交通機関に乗って
でも、どこに行きたいのかわからなくなって
どこかに行きたいのか
自分の思い描く自宅に帰りたいのか
それさえもわからなくなって。
古いものは
平成30年から行方不明のまま。
新しいものはもちろん令和5年。
保護されていないのであれば
年齢的にどこかで生きているとは考え難く。
お巡りさんに聞いてみた。
「行方不明って、何年間なんですか?」
決まりがないそうです。
1年ごとに掲示を更新するか、各警察署で確認し
更新の意思があれば継続して掲示するそうです。
千葉県内だけでなく、日本各地。
ケアマネジャーとして担当させていただく方も
ひとりで出てしまい
都内で見つかることもあります。
所持金もなく
いったいどうやってそこまで行ったのか。
いくら近所を探しても見つかるはずがありません。
先日「RUN伴」という
認知症に関するイベントに参加させていただきましたが
地域で認知症の方を支えるってホント大事で
誰かがどこかで
「あれ、なんか様子がおかしいな?」
そう思って声をかけたら
どれほどの早期発見につながるか。
それがなかなか難しいことだから
こうしたイベントを通じて知っていただく機会が増えることが大事。
そんなことを改めて感じた
交番滞在時間。
さぁ
今日も働いて
15,000円、取り返そう