おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
地域で
ケアマネさんが不足しているのでしょうね。
よく新規のご相談があります。
なかなかケアマネさんが見つからず
困ってらっしゃる様子もあるため
協力できれば、と思うのですが・・・
状況によってはどうしてもお受けすることができず
お断りしてしまうこともあります
本当に申し訳なく思います。
こんな時
「うちにもっとケアマネさんがいれば・・・」
心からそう思います。
一方で
「踏ん張るかぁ」
そう思って依頼を受けることもあります。
だってやっぱり
お仕事をいただけるのは有難いこと
誰かが
「利用者さんを手放したって惜しくもなんともない。どうせすぐに依頼がくる。ケアマネ不足してるんだし」
なんてことを言っていましたが
そうした姿勢には全く共感できない。
ひとつひとつのお仕事を
ひとりひとりのご利用者さんを
大事にしたい。
そう思います。
昨日「はじめまして」でお会いした
新規のご利用者さま。
生年月日を聞くと
久しぶりの大正生まれ
介護の仕事を始めたばかりの頃は
明治生まれの方もいらっしゃいましたが
最近はさすがにおらず
大正生まれの方もごく少数になってきました。
そんな大正生まれの方は
御年98歳
今まで介護保険のお世話になることなく
お嫁様に身の回りのことを手伝ってもらいながら
どうにか自分の足で歩いて生活してきましたが
ここ2.3ヶ月くらいで
いよいよ歩くことも精一杯になってきた。
さすがにお嫁様も
「このまま介護するのは大変」
そう思い、申請をされたそうです。
98歳のその方は
まるで仏様のような方でした
人間というのは不思議なもので
90代後半になると
人間の域を超えて
仏様の領域に入るような感覚があります。
あくまでも
ケアマネとしての個人の感覚ですが
ですが
なかなか90代後半までお元気でいる方はいらっしゃらないため
こうした方にお会いできるのは稀です。
98歳のその方は
とてもいいお顔で笑う方でした
ほとんど目が見えないようで
私の姿はぼんやり映る程度でしょう。
でも
とてもいいお顔で
「わざわざありがとうございます。」
そうおっしゃり手を合わせてくださいました。
ケアマネになり
16年?17年?
それくらいになりますが
そうした姿を見ると
未だに泣きそうになります
なんとも尊いお姿です
お嫁様にお聞きすると
おもしろい人生を生きてこられた方でした。
その98年の人生を思うと
今のこのお姿、なんとなく納得です。
こんなことを書いてはいけないでしょうが
この仏様の領域に入られた方は
そっと、静かに、お空に旅立たれます。
お嫁様はこの先のことを心配されていましたが
ご自宅で最期を迎えられる気がします。
あくまでも経験則なので
あてになりませんが
ご本人・ご家族が何を望むかにもよりますが
そうなれるように
ケアマネとしてサポートできたら幸せだな。
そんな風に思います。
ケアマネって
いい仕事じゃん
そう思いませんか?