おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
先日、セミナーに参加しました。
様々な業種の方が集まる場だったのですが
ある会社の方がこんな話をされました。
「最近、営業担当のスタッフの業績が悪い。」
「ここ半年くらい、仕事を取ってこれない。」
「以前はそんなことなかったのに。」
「よくよく聞いたら、親の介護が大変らしい。」
「今までそんな悩みがあるなんて知らなかった。」
「仕事の能率も上がらず、このままでは会社に迷惑をかけるから、進退も考えていると言い出した。」
「俺もサポートするから仕事頑張ろう、という話をした。」
私はその話を聞きながら
ハラハラしていました
それに対し
ある方がこんな助言をしました。
「介護休業給付金という制度があるから、それを使ってしっかり休ませた方がいい。」
それに対し
「そうなんですねー、調べてみます!」
一見、間違っていなさそうなやりとり。
私はその間もハラハラしていました
勇気を出して聞いてみる。
「私、介護の仕事をしてるので、その話とても気になります。」
「もう少し聞かせてもらってもいいですか?」
もう少し話を聞かせていただいた結果。
心の底から思ったこと。
「ケアマネジャーである私たちが、産業ケアマネになる意味がある」
「そこには価値しかない」
詳細はわかりませんが
かなり追い込まれていると思います。
ですが
恐らく今、介護休業給付金を活用するタイミングではありません。
その判断ができるのは
ケアマネジャーである産業ケアマネだからこそ。
それでは問題は解決しません。
問題は、もっと別のところにあると思います。
「親の介護が大変。」
頭を抱えていることと思います。
仕事のパフォーマンスが落ちて当然です。
解決策が見つからず
日々ストレスがたまり
「このままでは会社に迷惑をかける。」
「辞めるべきなんだろうか。」
そんな心境に追い込まれる。
年齢を聞くと
50代半ばというではありませんか。
仕事を続けたい気持ちがあるのなら
絶対に仕事を辞めてはいけません。
セミナー会場で話をしてくださった方に
こう伝えました。
「おそらく仕事の業績が落ちているのは、親の介護が原因のひとつだと思います。」
「少しでも問題を解決して、仕事を続けられる方法を考える必要があると思います。」
驚いていました。
「もっと頑張ろうって、声かけるとこでした・・・」
あーーーーー
私がこの会社の産業ケアマネだったら。
しっかり話を聞いて
何かアドバイスできることがあるかもしれないのに。
少しでも負担を軽減できるかもしれないのに。
「相談相手がいる」という安心感を持ってもらえるかもしれないのに。
きっと
会社の上司や社長が気付いていないだけで
こうした悩みを抱えている方がいると思います。
この先、増えていくと思います。
だからこそ
「仕事と介護の両立」に
目を向けてもらいたいのです
企業の代表者の皆さま。
こちら、要注目ですよ。
もう少しでチラシもリニューアルしますから。
ぜひ、ご参加くださいませ