おはようございます。
支援センターふなばし
ケアマネジャーの佐藤寛子です。
今年は暖かいですね。
11月だというのに
昼間はポカポカ陽気
そんな暖かな秋ですが
秋というものは
やはり
人をセンチメンタルにさせるのか
ケアマネジャーとして
担当している方のご自宅を月に1回は訪問しています。
今月も皆さまのお宅を訪問し
ご様子を伺っているのですが・・・
なぜか
「夫婦」の話になることが多いのです
奥さまに対し
旦那さまに対し
感謝の言葉を口にされるのです
もちろん日頃からそういう話を聞くことはよくありますが
なぜか今月は特に多い。
これもセンチメンタルな秋がなせる効果!?
Aさんご夫婦。
旦那さまは戦争で片腕を失いました。
やってみたい仕事があっても
「両手」がないとできないことも多い。
そんな中、職場で
ひと回りも齢の離れた美しい女性とめぐり逢い
ロックオン
「片腕のない、こんな自分を選んでくれた。これ以上の感謝はない。」
そう話される。
奥さまが10年近く病に伏された間
旦那さまが家事も仕事も
全てこなしてくれたそうです。
「何一つ、文句も言わずに家のことをやってくれた。今、主人の介護をするのはその恩返し。」と奥様。
そうして
ご結婚され60年以上経つ今も
ラブラブなのです
Bさん。
旦那さまを亡くされ
今はひとり暮らし。
なぜか突然、旦那さまの話をされ
「よく話す人でね。私は何もしなくても、ご近所さんと仲良くしてくれて。」
「顔はイマイチだったけど、いい人だったわ」
いつの時代も
顔がいいに越したことはない!?
とは言え、感謝するのは、その内面。
「いい人だった。」と
「こんなつまらない話でごめんなさいね」と。
なんもつまらなくないです!!
Cさんご夫婦。
旦那さまは脳の病にかかり開頭手術をされたため、
どうしても脳にダメージが残ります。
普段は穏やかにしているのですが
時折、突然、脳が暴走する。
興奮状態となり、おかしな言動を繰り返し
手が付けられない状態に。
2時間くらいで疲れ果て、収まるそうですが・・・
旦那さまは
その状態の時のことを
うっすらと覚えているようなのです。
「おかしなことを言って、妻には迷惑をかけている。本当に申し訳ない。」
「自分ではどうにもならない。」と。
先日、結婚50周年を迎え
家族で食事に行かれたそうです。
「50年も一緒にいられたのは、妻が、もたせてくれたから。」
「もたせてくれなかったら、とっくに捨てられてますよ。」
「妻には感謝しています」
そう話され
今も仲良しなのです
様々なご夫婦がいらっしゃり
様々なご家族の形がある。
介護が必要な状態になったからこそ
改めて感謝するものがあるのかもしれません。
介護の相談は
どうしても、大変で、辛くて、苦しくて。
ですがこうして
感謝の気持ちを持つ瞬間があるからこそ
感謝の言葉を聞く瞬間があるからこそ
乗り越えていけるのかもしれません。
ステキなご夫婦の皆さま
いつも仲良し話、ごちそうさまです
これからも
パートナーとして歩かれる道を
おひとりになられて歩かれる道を
サポートさせてください